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溶融アルミは金型内を高速で流れます。この時、金型表面に摩擦が生じ摩耗が進みます。 |
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硬度350~400HMVの金型に対し、サーメット電極によるコーティング層は2000HMV以上と圧倒的な硬度により摩耗を予防します。 |
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金型表面は高温の溶融アルミと接することにより、徐々に溶け出し溶損が発生します。 |
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金型表面をヌレ性の悪い材料でコーティングすることによって溶損量を1/10程度に抑えます。
※B:耐溶損性試験 参照 |
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溶融アルミと金型表面は反応しやすく、接触面では焼付きが起こり、カジリが発生します。 |
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溶融アルミに対してヌレ性※の悪い(反応しにくい)皮膜で金型表面を保護し焼付き、カジリを予防します。 |
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金型表面は注湯時の加熱(膨張)と離型剤スプレー時の冷却(収縮)の繰り返しによって応力が蓄積しヒートクラックが発生します。 |
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コーティングによる金型表面の細かい凹凸に介在する微小な空気の断熱効果で金型の膨張、収縮を抑えヒートクラックを予防します。 |
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溶融アルミは冷却された金型表面に接触し冷やされ湯流れ性が低下し製品に欠肉が生じます。 |
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コーティングによる金型表面の細かい凹凸に介在する微小な空気の断熱効果により溶湯の温度・流動性を保ち、欠肉を予防します。 |
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溶湯は金型の設計方案によって流動し、湯境部に湯じわが発生することがあります。 |
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湯境部付近に面粗度のあるコーティングをすることによって溶湯の画一的な流動方向を制御し乱流により湯じわを予防します。 |